Psato’s diary

それでも生きていく

趣味

趣味は何ですか?と言われてパッと答えられるだろうか。

 

私の場合、ちょっと考えて、何個か答える。

 

でも、それも最近厳選した方が良いかなと感じた。

 

なぜなら、自分の24時間のうちの大半を仕事に使い、その他の余力でできることは限られているからだ。それは切実に感じてきたこと。

やりたい趣味を優先し、思い切って仕事を替えるというのも1つではある。

私もそれを試みた。思い切って仕事を辞め、個人でできる融通の利く仕事をしてみた。しかし、次第に資金繰りが苦しくなっていった。趣味にもお金がかかるのだ。

 

ということで今現在は再び就職と言う形をとっている。

でも、正直心が楽だし、心置きなく土日休めることは本当に幸せだと思う。

 

世の中土日連続で休めない人、不規則なシフト労働の人、仕事がない人、、もっともっと大変な人はいる。安全に生きることさえできず日々おびえている人も。

 

そう思うと趣味の話ができること自体が幸せ。

 

ちなみに、今聞かれて言うならば、「帽子作り」と言おうか。

東京に約4年前、地元の街を離れて再び住み始めた。再び、という言葉を使ったストーリーはまた別の機会に書こう。

 

地元で親元で、幸せな生活だったのに‥わざわざまた、東京に挑戦しに行ったのだ。

挑戦と言う言葉が正しいのかは不明。漠然と、田舎生活で公務の仕事でこのままでいいのかな、やっぱり東京の方が人口が多いし成功するチャンスが多いよな、まだ30代のうち、(婚活もうまくいかないし)行ってもいいかな。明確にならない自分のフラストレーションをぶつけるような行動。車も売り、引っ越し。。あの時の気持ちは振り返ると、行動したのに何か強い後悔が襲っていたし、やっぱり東京の商業的なものにあふれた世界に心動くことはなかった。帰りたかった。。

 

話がずれてしまったが、そんな時にたまたま雑誌をみていて出会ったのが「帽子教室」それが、住まいからすぐ近くにあったのだ。体験教室ができるとのこと。実は物づくりは好きで、何かオリジナリティの出せるものに憧れていた。地元にはこのような本格的な学校はない。楽しみに行ってみたところ、素敵な先生が案内してくれて、3時間で好きな形好きなお色の帽子が作れますよ、と麦わら帽子を一緒に完成させてくれた。それがとても楽しくて・・。

 

初心者コースからスタート。4年間ゆっくり通って中級の真ん中まできた。

24種類の帽子作り。ベレー帽だけでも5種類くらい作った。型紙が違うとまた印象の違う帽子ができる。その人の選んだ生地で、また全然違うものになる。無限の作る可能性を感じた。ほんとのオンリー1が作れる。できたときの喜び。それなりの時間と集中力もいる。無心になって製作している時間が心地よかった。

 

今、中級で自分の型紙ができて、著作権は私だ。だからその帽子は販売することもできるし、好きにできる。ブランド名も作った。教室で定期的に行う帽子販売会にも参加した。

 

今現在、ある経緯があって田舎のほうに帰ってきたので、前みたいに毎週通うことができない。東京で通うしかできないのだった。それは寂しいが、資金がたまったら東京に行って、連泊しながらまた習いに行きたいし、今いる場所で、道具はあるから、どんどん作りたいな。そんなことが、また余裕をもってできる心の状態になるのを自分自身待っている。